産業用ドローンとは
産業用ドローンは、「空の産業革命」との言われ、危険な場所での点検・調査、災害救助、 物流支援、農業などで利用されています。安心で安全な社会の実現および業務の省人化・効率化に向けた活用が 期待されています。
- 農業分野
- 農薬や肥料の散布、作物の生育状況のセンシング、害獣対策、農作物運搬など
- 物流分野
- 山岳部や離島などさまざまな地域への効率的な物資輸送など
- 点検分野
- 近づくことが困難な場所や対象が広範囲にわたるなど、人では直接確認しにくい社会インフラの運用管理・保守点検など
多くの産業分野において、労働力を補填し、生産性や安全性を向上できます。
産業用ドローンを通じた社会課題の解決
就業人口の減少と高齢化によって、各産業で労働力の低下が深刻化しています。産業用ドローンは、 人にとって負担の大きな作業である農薬散布や物資の運搬などを代行でき、労働力の補填として活躍します。 それだけでなく人の手では時間のかかる作業も効率化でき、生産性の向上や業務の質向上が期待できます。 さらに人が立ち入れない、あるいは危険な場所の作業も代替することが可能です。
近年、地方創生や持続可能な社会インフラ構築に向け、ドローンによる物流やインフラ点検等の 需要が増加し、クリーンエネルギー設備増加に伴う管理点検ニーズの台頭や、ドローン物流による脱炭素化の流れなど、 産業用ドローンの環境も大きく変化しています。当社は、危険な業務や付加価値の低い業務を産業用ドローンに代替し、 経済活動の生産性を高めるとともに、より安全で安心して暮らせる持続可能な社会の実現を目指します。
株式会社ACSLとの連携
当社は、株式会社ACSLと産業用ドローンの開発・製造・販売など幅広い業務で連携し、 産業用ドローンの社会実装と産業発展に取り組んでいます。産業用ドローンの社会実装に必要なバリューチェーン 全域において、グループ全体で連携しています。
子会社のKOBASHI ROBOTICS株式会社は、産業用ドローンの開発支援、試作から量産にいたるまで の製造を担っています。また、子会社である小橋金属株式会社およびコバシ倉庫株式会社は、産業用ドローン部品や 製品の保管・物流などを支援しています。またドローンのみならず、株式会社ACSLの有する制御・画像処理技術の 農業機械分野への応用も進めています。
社会インフラの進化
今後、ASEAN地域など海外進出においても連携も深め、ドローン市場の拡大およびドローン産業の 発展に寄与し、人類の活動の基盤となる社会インフラの進化を目指します。
