KOBASHI HOLDINGS株式会社

ポータブル水再生システム「WOTA BOX」を倉敷市へ寄贈

~自治体と連携し、地域社会の災害対策を支援~

 

WOTA BOXを倉敷市へ寄贈

倉敷市寄附採納式
右から倉敷市長 伊東香織、WOTA(株)代表取締役兼CEO 前田瑶介、KOBASHI HOLDINGS(株) 代表取締役社長 小橋正次郎

 

 KOBASHI HOLDINGS株式会社(所在地:岡山県岡山市、代表取締役社長:小橋正次郎、以下「当社」)は、資本業務提携先であるWOTA株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役兼CEO:前田瑶介、以下「WOTA」)が展開するポータブル水再生システム「WOTA BOX」(水循環型シャワー)を岡山県倉敷市へ寄贈しました。

 近年、気候変動により自然災害が各地で発生しており、その被害は年々深刻化しています。また、南海トラフ巨大地震等が発生するとの予測もあり、災害への備えが喫緊の課題となる一方で、自治体だけでは十分な災害対応が難しい状況でもあります。

 平成で最も多くの犠牲者を出した2018年7月の西日本豪雨では、倉敷市が甚大な浸水被害を受けました。真夏の猛暑の中、多くの被災者・避難者は身体を洗うことができず、衛生環境の維持も困難な状態でした。こうした状況を改善しようと、WOTAは「WOTA BOX」につながるプロトタイプを用いて入浴支援を実施し、多くの住民から喜びの声をいただきました。しかし、当時は展開可能範囲が限られていました。
 この経験を基に、誰でも運用できる「WOTA BOX」の量産化を決意し、2019年に発売。以来、多くの災害被災地の断水エリアで活動を行ってきました。2024年1月1日に発生した能登半島地震においても、避難所の方々自身がシステムを運用することで、断水エリアのほぼ全域に「WOTA BOX」を展開しており、現在も入浴支援を続けています。
 このような活動の原点となった倉敷市と、岡山の地で創業した当社として、真備町での経験を今回の寄贈につなげられることを大変嬉しく思います。今後も地域社会の災害対策を支援し、自治体およびWOTAとの更なる連携強化を図ってまいります。

 WOTAは、水問題の構造的な解決を目指し、2014 年の創業以来、地球上の水資源の偏在・枯渇・汚染によって生じる諸問題の解決のため、生活排水を再生し最大限有効活用する「小規模分散型水循環システム」及びそれを実現する「水処理自律制御技術」を開発しています。弊社はグループ会社であるKOBASHI ROBOTICSを通じて、設計、部品調達など、ものづくり支援をおこなっています。災害でライフラインの供給が途絶えてしまっても、水の利用を実現する「WOTA BOX」は、15分程で設営ができ、避難所などで手軽に、プライバシーを保った状態で個室シャワーを浴びることができ、被災地の衛生環境向上および負担軽減に寄与します。

 当社は、「地球を耕す」という理念のもと、100年以上にわたって農業・モノづくり分野で培ってきた知識や技術を応用し、より豊かな人々の生活および地球を次世代に残すべく、地球規模の課題解決に取り組んでいます。また、スタートアップ企業と新しい価値を共創し、社会的・環境的課題解決につながる技術の実用化を支援し、持続可能な社会の実現を目指しています。
 今後も、人類の持続可能な水利用の実現を目指すとともに、より豊かな人々の生活および地球を次世代へ引き継ぐために、地球に眠るあらゆる可能性を掘り起こし、地球や人類の課題解決に挑戦してまいりたいと思います。

 

【WOTA BOXの特徴】
・上下水道に依存せず、少量の水と電気があれば水利用が可能
・キャスター付きで持ち運びでき、15 分で設置可能
・100L の水で約 100 回のシャワー入浴を実現
・排水の 98%以上を再生して循環利用することが可能
・災害時をはじめ、屋外イベントなど様々なシーンで活用可能
・センサーやAI による水質監視・管理により、常に安全な水を提供
WOTA BOX

【KOBASHI HOLDINGSについて】
社名 :KOBASHI HOLDINGS株式会社
本社 :〒701-0292 岡山市南区中畦684
代表者:代表取締役社長 小橋正次郎
設立 :2017年7月
事業内容:農業機械事業およびものづくり支援事業
URL :https://www.kobashiholdings.com

  

【お問い合わせ先】

KOBASHI HOLDINGS株式会社 広報部 宮下 TEL : 086-298-3111

 Email : press@kobashiindustries.com